バイクとビンギリ
祝日の朝10時ごろ、天気も良いしバイクで出かけようと思い立つ。
お昼まで少し時間があるし、少し離れた土地にあるお気に入りのラーメン屋ビンギリに目的地を定めます。
今の家からバイクでの所要時間を調べてみると1時間ほど。
渋滞が悪化するだろうと予想し、準備をしてすぐ出発します。
11月にしては暖かい陽気。ツーリング日和のさわやかな天気。
走っていて気分も高まります。
予想通り渋滞は悪化し1時間半ほどしてお店の前。すでに20人ほど並んでいる!
急いで駐車し並ぼうとして、駐車場を探していないことに気づきます。
やってしまった。
ビンギリはお昼の12時~14時半までしかやっていないが人気のお店。
焦って周辺を走りますが、東京の荻窪でバイクの駐車場はそんなに簡単に見つからない。
冷静になってケータイで駅周辺を調べると、線路沿いにバイク駐輪場が!
急いで向かいます。
線路沿いの道までやってきて、ここを左折して少し進めば駐輪場!と安心したのもつかの間。
なんと、線路沿いの道は一方通行で入れません。
いやしかし、バイクは下りてエンジンを止めれば歩行者。
押して駐輪場まで向かいます。
駐輪場に着きますが、すでにバイクがいっぱい並んでいる。
あれもしや、空いてない?と思いきや、一か所空いています!
左右をバイクに囲まれた狭いスペースに四苦八苦してバイクの車体を押し込みます。
タイヤにロック用のケーブルを回し、ロック金具に掛けようとしますがケーブルが掛かりません。
なんと、バイクが停まっていないのにロックだけかかっています!
何とかしてもらおうと、看板に書いてある管理会社の電話番号に電話すると担当が2コールで出ます。
しかし、巡回している担当がロックを解除しないといけないとのことで敢え無く撃沈。
ケータイでほかの駐輪場を探します。近くにデパートの地下駐車場が!
一歩通行の道を、バイクを押してさらに進みます。
地下三階の駐車場に止めますが、時刻はすでに13時。
おしゃれな人であふれた荻窪を、暖かい天気で汗だくになったTシャツでお店に向かいます。
10分ほど歩いてお店の前。まだ20人ほど並んでいます。
焦る心、しかしここまで来たら天に祈り待つほかありません。
徐々に前に並ぶ人が減り、お店の扉は目の前。
しかし時刻はすでに14時15分。閉店15分前。もうだめか。
と、そこで。
「次の方、お入りください!」
なんとぎりぎり間に合ったのでした。
緊張から解放されて味わう勝浦タンタンメンは最高にシビれました。
ビンギリは普通の担々麺も提供しています。
勝浦タンタンメンが有名でみんなそちらを頼みますが、普通の担々麺も濃厚なゴマ味で最高においしいです。
山椒の効いた辛いものが好きな方も、辛いものが苦手な方も、ぜひ足を運んでみてください。
日曜日は休みなので注意してください。
そしてバイクで栄えている場所に出かける人は事前に何か所か駐車場を探してから出かけましょう。
それでは。
あらたでした。