あらたのブログ

登山や旅行、バイク、料理や日々思ったことを書くブログ。

おばあちゃんの味の魅力 〜染み渡るやさしさ〜

先日、弟が誕生日だったのでお菓子を送りました。

 

送ったのはこちら。

「御用林(ごようりん)」です。栗とあんこを使った和菓子で、見た目通り緑茶によく合う味です。長野は妻籠宿の澤田屋さんで売っています。去年妻籠宿に旅行に行った時、ただならぬ店構えに思わず入ってしまい、貫禄のある見た目の御用林と、黒バージョンの老木に惹かれて買ってしまいました。

 

帰ってきた後、1人で緑茶と一緒に食べたのですが(ううっ、悲しいっっ!)とても美味しかったのとインパクトがある見た目なので、プレゼントにいいかなーと思って送りました。私のおばあちゃんがお茶の先生であることもあり、その血を引いた我々兄弟もまたお茶と抹茶が好きなので、弟も楽しんでくれることでしょう。

 

妻籠宿では栗きんとんも名産です。

店頭で見かけてびっくりしたのですが、妻籠宿で売っている栗きんとんは、おせち料理に入っているものとは、見た目が全然違うんですね。くりを潰して砂糖と混ぜて固めたお菓子で、見た目は粉吹き芋のような感じです。

 

通りに並んでいるお店の中かから、木ノ花屋といお店に入りました。お店のおかみさんの手作りだという栗きんとんを注文したのですが、ここのお店の栗きんとんは本当に素朴な味でした。素材そのものといった味で、砂糖すら入っていないのか、甘さもほんのりとしか感じません。日本中の素朴を集めて固めたような感じです。しかし、私は逆にその超素朴な栗きんとんの魅力にメロメロになりました。日々、油物や添加物を取り込んでいる私の体が心から求めていたのは、この素朴でやさしい味だと感じました。

 

小さい時、おばあちゃんが茶碗蒸しを作ってくれました。味が薄く、食感もない茶碗蒸しの良さは、子供の私にはわかりませんでした。しかし、今では茶碗蒸しが大好きです。素朴な味だとは感じますが、その素朴な味が疲れた胃を癒してくれる感じがするからです。なんてことを話していたら、おばあちゃんが作った茶碗蒸しが食べたくなってきましたね。。。今度お願いしてみようかな。

 

おばあちゃんが作ったような素朴な味の食べ物で食べたいものがもう一つあります。たくあんです。市販で売っているものとは違う、昔ながらの製法で作られたシンプルなたくあんがとても食べたい。

 

数ヶ月前、ふと大月のいなだやという定食屋さんに立ち寄った際、カツカレーのお供にたくあんが付いてきました。

カツカレーもおいしかったのですが、お供のたくあんがとても素朴でやさしい味をしていて、味の濃い料理に疲れた私の体に染みる、まさに私が求めていた味でした。あの味、きっとお店で手作りしているに違いありません!・・・店員に確認して無いので本当のところはどうかわかりませんが(笑)それ以来、田舎のおばあちゃんが付けたような素朴なたくあんを探し求めているのですがなかなか出会えずにいます。

 

どこかに売ってないかな。どなたかご存知でしたら教えていただけると嬉しいです。

 

読んでいただきありがとうございました。

よかったらまた読みに来てください。

 

●澤田屋

https://sawadaya.com

 

●木ノ花屋

https://s.tabelog.com/nagano/A2007/A200702/20011810/dtlrvwlst/

 

●いなだや

https://s.tabelog.com/yamanashi/A1905/A190501/19003367/